薬剤師国家試験って。。。

日常

こんにちは、薬局薬剤師2年目のごみちです。
今回は、ふと「国試、懐かしいな~」という気持ちになったので国試の記事を書くことにします。

今では元気に薬剤師やっている私ですが、国試を受けるときはメンタルはズタボロ本当に自分は国家試験受かるのか。。。?という気持ちで国試を受けに行ったのを今でも覚えています。

今から国家試験を受ける人も、受けた人も暇つぶし程度に読んでいただければと思います。

目次

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そもそも、薬剤師国家試験とは?

国家試験を受ける人も受けた人もわかってると思いますが、「薬剤師」として働くには国が行っている国家試験を受けて合格しなくてはいけません。これに合格して、薬剤師名簿に名前を登録されてからようやく「薬剤師」としての資格を持って働くことができます。

年々難しくなって合格者を絞っているこの国家試験ですが、私が受けた際は『旧コアカリキュラム最後の試験』でした。いろいろなところから、いろいろな憶測が出ていたのを覚えています。
例えば

今年の国家試験は、旧コアカリキュラム最後だから難しい内容は出さない!

国試は 簡単・難しい・超難しい ってサイクルの傾向があるから、今年はちょっと難しいくらいだよ!(100回を超難しいとして)

などなど、いろんな情報が飛び交っていたな~と思います。ただ、どの回もきっと受けた本番は激ムズに感じるだろうなっていうのが感想です。

模試のはなし

6年生の時の模試の回数

国試受験までの1年間ですが、私は私大卒なのでそれなりに国試対策は沢山されていたと思います。
学生時代のころから思っていましたが、やけに試験が多かったです。

卒業試験×3回
外部模試を10月以降からほぼ毎月(多分こんな感じだった気がする)

しかもこの外部模試、統一Ⅱ、Ⅲが1月中旬と2月頭にやられて何をどうしろと。。。となり、前回の失敗の反省点を活かすことが出来る間もなく特にズタボロになった記憶があります。

色々な予備校が模試をやっていますが、私は薬学ゼミナールが行っている統一模試が一番自分の能力を見るのに適しているのではないか、と思います。

模試は色々な予備校がやっていますが、統一模試はほとんどの大学が取り入れているのでこの模試で『上位7割に入れていれば安心の指標になるかな』と判断していました。Twitterでもいろいろな現役生の皆さんが「統一模試受けた~!」とツイートしていた記憶があります。

統一模試と国試の結果

そんな統一模試の結果ですが、過去のものを見つけてきました。私の統一Ⅰ、Ⅱ、Ⅲの結果は以下の通りです

統一 点数
統一Ⅰ 176点
統一Ⅱ 202点
統一Ⅲ 196点
国家試験当日 243点

統一Ⅲの結果を見たときは血の気が引いたのを覚えています

よくまあ、この点数で受かりましたよね。本当に自分で驚きます。統一Ⅲを受けてから、国家試験までおそらく3週間ほどの猶予しかなかったのですがそこから50点得点を挙げたのは奇跡のような気がします。

Twitterでも言っていますが、『模試はあくまでも自分の抜けを見つけるツール』であって模試で高得点を取ることを目的に勉強はしてはダメです。(受かっているから言える言葉)

勉強・生活のはなし

国試受験直近の勉強は、『1日で国家試験1日目・2日目の問題を解く』、『問題の誤答はどこが違うのか訂正する』、『寝る前にその日おぼえたこと5個思い出す』、これをやっていました

1日で国家試験1日目・2日目の問題を解く

国家試験当日はおそらく時間をうまく使えないとダメだと思って、本番の制限時間よりも短い時間で問題を解くようにしていました。結局当日は、時間ギリギリまで使って解いたところもあります(特に理論1.2はしんどかった)
普段から短い時間で問題を解いていたからこそ、国試当日は時間が足りない!どうしよう!!と、焦らずに済みました

問題の誤答はどこが違うのか訂正する

これってどういうこと?って思う人もいると思います。『国試って基本は4~5択の選択肢からあっている解答だけを選べばいいじゃん』と思いますよね。

私は、『この誤答はどこを直したら正答になるか』を問題を解いているときに一緒にやっていました。これをやることで『自分がどこまでこの問題の領域について理解できているか』『間違いを正しく間違いだと判断できるか』を確認することができて、違う問題で正答になった時にも『自信をもって正答であると判断できるようになる』からです。

国試って、意外と沢山触れる機会があるんです。卒業試験やら模試やらで似たような問題を見る機会ってすごくあるんですけど、『この問題の正解はこれ』って覚えていると似たような違う問題が出たときに正答にたどり着けないときがあるんですよね。

なので、すべての選択肢について考えるというこの方法は地道ですが力になったと思います。

寝る前に前日覚えたものを5個思い出す

国試までの3週間、当時はおそらくボーダーラインになるであろう点数は225点だと思っていたので『現在の統一Ⅲの点数から225点まで、大体一日5個覚えたら超えそう!』と思って決めた数字です。適当。
仮にですけど、1ヶ月前から毎日5個暗記したり理解できるものが増えたら150点得点が上がりますよね。こうやって数字を見ると、頑張ろう!!という気持ちになれたのでこの方法は役立ちました。

ごみち
ごみち

5個思い出せない夜は滅茶苦茶しんどかった

国試前の生活

統一Ⅲの結果が返ってきてからの生活は、はっきり言って最低でした。

まず、結果が悪すぎる&私生活で大ダメージを負って1週間くらい固形物が摂取できませんでした。今となっては笑いごとですが。食事がとれなかったのは、ほぼ私生活の方が原因ですね。カロリー取るためにココアとコーンスープを必死に飲んでました。

あと、生活が完全に夜型なのでそれを直すために朝型になるよう必死に朝起きました。試験に遅れたらシャレにならない。

そんな私のルーティンは以下の通りです

朝:9時から過去問を解き始める
昼:頑張ってカロリーをとる
夕:残りの過去問を解く、解答〇つけ
夜:間違ているところの深堀
寝る前:今日覚えたこと5個思い出す(大体12時くらいに寝れそうなら寝る)
この中で、どうしても暗く後ろ向きな気持ちになってしまうってときはお散歩したりして気持ちを切り替えたりしていました。太陽が出てる時間の散歩、おすすめします。

Twitterのはなし

私の代は、沢山の人がとてもいい自作問題を挙げてくれていたので本当にありがたかったです。わからないことも『〇〇って△△になると思ってたけどなんで違うの?』って呟くと誰かが必ず答えてくれました。。。ありがたい。。。
そんな他人に助けられていた私ですが、自身も都度自作問題を作成していました。

Twitterで自作問題をつくる

意外とこれ、おすすめです。自作問題を作るってことは、『出題者の立場になる』ってことなんですよね。『これは引っかかるだろう』とか『ここは違うんだよね、みんな覚えてるのかな?』とかを考える立場になるんです。

つまり、『国試の出題者の立場』みたいなものになるんです。しかも、解答を挙げるから自分ももう一度しっかりと出題内容について考える機会ができるのでとても役立ったな~と思います。私も国試直前あたりは300名ほどが解答してくれていたので、とても励みになりました。

受かったツイートをする

これ、当時のアカウント見ていた人全員から笑われたのですが国家試験1カ月前に『国家試験受かりました!有難うございます!!!』ってツイートして、それを固定してました

今考えるとなかなかやばい子。

なんでこんなことしたかって、受かるためです。引き寄せの法則って知っている方いますか?滅茶苦茶怪しいものに聞こえるんですけど、これを実現させるためにやったのが上記の合格しましたツイートです。気になる人は引き寄せの法則、調べてみて下さい。

それからは、質問箱に来る『受かる気がしないです』などの質問に対しても『絶対受かる!俺もお前も国試合格!!!!』って力強く解答していました。結果受かったしオッケー。

結局振り返ってみてどうか

一通り振り返ってみましたが、この必死さから浪人生だと思われていたようです。一応、大学受験~国家試験まですべて現役で通っているのでこれを聞いて、マジか。。。と思いました。

当時は色々と大変だったし、どうしていいのかわからない・人生的にもでかい試練で不安感に押しつぶされて泣いてたのが本当です。

出来れば二度と経験したくない時期の一つですね。あれだけ必死に勉強していたのは今見習うべきだけど。

今きっと、当時の私のように苦しくて泣いたりどうしていいのか分からなくなっている人は沢山いると思います。頑張っている結果ってすぐに反映されることの方が少なくて、今は本当につらいと思いますがしっかり頑張っている結果は必ず返ってきます。しんどい時は少し休んで、回復させてから頑張ろうね。私も当時はよく休憩したり寝たりしてたので。。。

2021.10.16 ごみち

コメント

  1. […] もう一度引き寄せの法則を自分で試したのは、大学6年生。そう、国家試験のタイミングです。 本当に本当に国試受かるかどうか追い詰められているときでした。(この時の話はこちらにあります) ごみち […]

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