こんにちは!薬局薬剤師3年目のごみちです。
107回薬剤師国家試験を合格して薬剤師になる皆様、国試お疲れ様&合格おめでとうございます。
今回の国家試験は合格率が7割を割っていて大変難しかったのだろうなと、速報を見て思いました!
そんな国試を通過し、春から薬剤師として働く皆様にオススメしたい病態・薬物などの本を5つ紹介したいと思います!
ぜひ最後まで目を通して頂けると幸いです!
目次
店舗経緯
まず、私がどんな店舗で働いているかも参考になるかと思うので少しだけ店舗の経緯をご紹介しようと思います。
入社~4月末:本社付けで新人研修。
コロナが流行して後半は自宅研修が多かったです。この時は自宅で会社が出してきた課題やったり研修(接遇とか)ばっかりでした。
~5月:耳鼻科門前、コロナのせいで全然患者が来局せずとても暇でした。
暇な時間は薬棚みて、場所覚えたり分からない薬をメモして調べたりしていました。
6月~現在:総合病院前に異動。
循環器、泌尿器、皮膚科、産婦人科、小児科、内科、診療科ほぼ網羅してる店舗へ。
耳鼻科からの総合病院前勤務になり、「このままの知識量だと患者と先輩に迷惑がかかるし、自分の仕事にも影響が出る」と思って本を買いまくるようになりました。
2年目からは大学病院前などにも、応援で行くようになりより一層勉強しようと決意しました。(やれてないけど)
いかがでしょうか。
耳鼻科→総合病院前という異動で、薬の量や病態についての知識量が圧倒的に変わったので本当に苦労しました。
色々な疾患について知りたい!
どんな店舗に配属になるのかわからない!ひとまず色々な疾患について、まんべんなく勉強しておきたいです!
ひとまず『色々な疾患を予習しておきたい、知っておきたい』という方にはとっても便利な本です。
私も総合病院前に異動したときに、1番最初に買った本はこの『2ページで理解する 標準薬物療法ファイル』でした。
この本は、病院勤務になっても十分に薬に立つ本だと思っています。
いろいろな代表疾患についてガイドライン準拠で紹介されているので、どんな診療科にも対応できるのが強みだと思っています。
それなりに薄く、持ち歩きもしやすい上にそこまで高くないのもオススメできる理由です。
⇓紹介記事はこちらです!
検査値はコレ!
検査値を聞かれるのが心配です!
私も検査値についてはあまり得意ではなかったのですが、この本は基礎知識~症例検討まであるので実際に患者さんが来た時に使いやすいと思います!
一気に全部の検査値を見るのは大変なので、まずはコレ!と一つに決め打ちして読んでみるのをオススメします。
結構検査値については知りたがる患者さんが多いので、「こういう機能を調べてて、この数値はこういうことですよ」とお伝えすると患者さんも納得して服薬してもらえます。
小児の粉の量が知りたい!
薬って、作用機序だけじゃなかった!小児量がわからない!!!
働き始めて困ったこと、それは「小児に対する投与量」でした。今はある程度の量であれば「ちょっと多いなOr少ないな」と判断できますが、働き始めたときは本当に慣れなくて大変でした。
総合病院や医療モール、面処方の薬局では小児量は色々な薬で見ることになるのでぜひこちらのガイドブックをポケットなどに忍ばせておいて欲しいです。
尿道管逆流症に対するセフェム系やST合剤の少量投与なども載っていてとても便利です。(何度も調べてる、この時の投与量。)
よく出る薬に関しては、すぐに見れる場所(メモの背表紙とか)にカンニングペーパーを用意しておくと便利!
抗凝固薬について知りたい!
抗凝固薬について、どう選ぶの!?何が違うの!!!?
DOAC(NOAC)やワーファリンについてしっかりと勉強するならこの本一択だと思います。薄くてわかりやすいのにしっかりと知識になるのでとてもオススメです。
特に後半にある症例検討が、「あ、こういう患者さんいたな」と実例が浮かんできやすいです。
また、「この患者さんにはこの薬が良いのではないか」などの提案も参考になると思います。
『抗凝固薬、ちょっと苦手なんだよね』といった人にこそ手に取って欲しい本になります。
勉強の濃度が濃いので、仕事の終わりに見るのはちょっと「重たいな…」と感じますがとても勉強になって良い本でした!
公費がわからない!
公費、どうやって見ていくの!?
公費は保険薬局で働く限り必要な知識になってきます。(診療報酬に関してもとても大切だけど)
公費には優先順位があり、公費適応のある処方なのかどうかも大切です。
この公費に関して、入力をしている事務さんを過信しすぎるのもよろしくないです。人は誰でも間違えるので。
公費に関しては優先順位などもあるので、手元にあると安心できる一冊かと思います。
診療報酬に関しては保険調剤Q&Aが役に立ちます。(多分薬局においてあるはずなので、わざわざ新品を買わなくてもいいと思います)
↓調剤報酬はこの本が置いてあると思います。
まとめ
いかがでしたか?
薬剤師になってからの参考書籍は基本的に2000円以上と高額の本が多いと思います。
今回の記事を参考にして、「無駄なく」「欲しい本」と読者の皆さまが出会えるお手伝いが出来たらうれしいです。
ごみち
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