ごみち
薬剤師になったけど、どんな本を読んだらいいのかわからない!
門前は単科だけど、いろいろな科についてまんべんなく勉強したい!
とりあえず本を買っておきたい!
こんなことを考えている新卒・2年目薬剤師の方におススメできる1冊です
こんにちは!薬局薬剤師2年目のごみちです。
私は、新人研修で耳鼻科門前薬局を経験したのち本配属で総合病院門前の薬局に異動になりました。
耳鼻科門前から総合病院前の異動では、採用薬の幅の違い(抗ヒスタミンメインから循環器メインへ)や治療内容の違いなどわからないことだらけでとても苦労しました。。。
そんな私が、このままだと仕事ができない!と思って買った本を1冊紹介します。
新卒で、何を買ったらいいか考えている方の参考になればいいなと思います。
新卒で、何を買ったらいいか考えている方の参考になればいいなと思います。
目次
紹介する本はこちら
私が紹介する本は、「南山堂 2ページで理解する標準薬物治療ファイル」です
ポチップ
この本を選んだ理由
私がこの本を選んだ理由は以下の通りです
- 薄くて持ち歩きやすい
→毎日の通勤時間でサッと取り出せて、重くないものが欲しかった - 一気に沢山の疾患を見れる
→この1冊で67疾患の勉強ができます。薬局でよく見る高血圧や糖尿病などの生活習慣病から、病院内で対応するがん疾患、急性期疾患まで網羅されているのが良い - 使われている色が少ない
→これは人によると思いますが、私は参考書の中身がカラフルなのが苦手なのでこの本は色味が少なくて見やすいです。(色が多いと気が散る、どの色が重要なのかわからなくなるから)
良いところ
- 持ち運びやすい
→選んだ理由にも書きましたが、薄くて持ち歩きやすいです。友達と会う時に、早めについたら読んで待ってよう~とか思えるくらいの薄さです(実際にやったことは2回くらいしかないけど) - ガイドラインに準拠している
→よほどの事態がない限り、薬物治療を行う際は各学会などが発表しているガイドラインに沿って治療をしていきます。このガイドラインを知っているのと知らないのでは、目の前にいる患者の治療が正しいかどうかの判断に繋がるため、ガイドライン準拠はとてもありがたいですね。 - SOAP形式になっていて見やすい
→すべての疾患でSOAP形式で着目点が書いてあるので見やすいです。
基本的には『S/O:症状、検査所見、診断基準』『A:病因、疫学、治療方針』『P:治療計画、注意する副作用、治療目的』この内容で記載されています。
薬歴を書く時も、このSOAPを思い出して書くとそれなりになるので役に立ってます。
悪いところ
- 字が小さい
→2ページにもりもりに内容をまとめているため、字が小さいです。困るほどではないけど、最初に本を開いたとき「字、ちっちゃ!」と思いました。 - 略語が多い
→これも2ページにまとめるために序盤から薬品名など略語を使われていて、その単語がどの薬品を指しているのかを探すのが少しだけ手間でした。(特に感染症・がん領域は略語まみれです) - これだけで大丈夫、というわけではない
→これはあくまでも「2ページで理解する」ための本なので、これ一冊で67疾患すべてが完璧になる!というわけではないです。
この本を読んで、わからないことやより詳しく調べたいものをより深く読める専門書を購入しても良いかもしれないです。 - ガイドラインの改定、新薬の情報が勝手に反映されない
→電子版のものとは違って、紙ベースのものはガイドラインの改定などは自分で都度調べなければいけないです。特に新薬は毎年毎年沢山出ているので、いつかはこの本が役に立たないときがくると思います。
私はできる限り買った本を利用したいので、薬局で出たものなどは自分で書き足したりしています。
ごみち
紙質が、水性インクやシャーペンとの相性が良くないので油性ボールペンを利用して自分が知った情報をつど書き足しています
それでもおすすめする理由
悪い点もそれなりにあるこの本ですが、それでもおすすめする理由は「持ち歩きやすさ」「見開きでまとまっている見やすさ」「この一冊で67疾患を網羅できる」この3点になります。
いちいち色々なガイドラインを探して該当部分を見つけて、とやるよりもまずはこの一冊で一気に病態・治療を知る→ガイドラインでより深堀していくこの方法が勉強しやすいな、と思います。
手始めの一冊としては十分な情報量だと思うので、ぜひ参考にしてみて頂ければ幸いです!
2021.10.15 ごみち
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