こんにちは!薬局薬剤師3年目のごみちです
先日、TwitterでフォローしているMURASAKA.T先生のプレゼント企画に応募して当選した「医薬品情報のひきだし」のレビューをしたいと思います!
こちらの本ですが、ちょうど購入しようか悩んでいた本だったので当選してとてもラッキーでした!
プレゼント企画、ありがとうございました。
「買おうか悩んでいる」「知らない本だな、どんな本だろう」と思った方は、ぜひ最後まで読んで購入を検討して頂きたいです!
目次
「医薬品情報のひきだし」の良い点三選
こちらの本ですが、TwitterとInstagramでイラストを使用して医薬品の比較や成分・剤型の特徴などをわかりやすく説明してくれているMURASAKA.T先生が執筆されている本です。
構成は大きく8章に分けられていて、薬学的思考、換算、服薬タイミング、小児、腎機能、在宅医療、粉砕・一包化・簡易懸濁、安定性・製剤特性になっています。
特に、在宅医療や粉砕・安定性は「充実した内容だな、医師に提案するときに知っていると損はないな」と思えました。
本の内容はすべてオススメできるのですが、私が特にオススメできると思った内容を3点お伝えしたいと思います。
先生のTwitterのイラストも、毎回とても勉強になるので私もフォローしています!
(もちろんCloseDIも登録させて頂いております!)
イラストが分かりやすい
MURASAKA.T先生のTwitterをフォローしている方は知っていると思いますが、イラストが本当にわかりやすいです。
先生のイラストは、見やすさ・わかりやすさはピカイチだと思います。
誰がみてもわかりやすく、視覚的に捉えることが出来るので自分が対患者資料など作成する時にも参考になる部分が多くあります!
先生の運営されているCloseDIにも、無料使用できるインフォグラフィックやイラスト素材があるのでぜひ登録をオススメします!
欲しい情報がある
仕事中に、「これ、分からないから後で調べておこう」と思った情報が載っています。
全項目で76項目あり、ほぼすべてに論文が載っているので根拠になる情報を自分でも確認できるのが良い点だと思います。
例えば、「漢方薬は食前投与がよいのか」「ラメルテオンは就寝2時間前の服薬が効果的か」など、投薬の時に役立つ情報が多いです。
また、医薬品情報のひきだしはCloseDIで現役の薬剤師が質問した内容をもとにして作成されているのもポイントです!
表紙・裏表紙の見開きにあるイラストが便利!
表紙をめくったところにあるページに、「服薬指導&患者対応時のお役立ちツール」があります。
QRコードがついていて、読み取って印刷することも可能です。
特にCa拮抗と柑橘類の併用や、今からの時期では経口補水液の作り方などが載っていて便利だと思いました。
シップの貼る位置による切れ込みの入れ方は、指導時に役立てようと思います!
「医薬品情報のひきだし」悪い点三選
実際に本を頂いて、読んでみて「ここは不便だな」と感じたことをが3つあるのでお伝えします!
不便だと言っても、私はそれ以上にメリットがある本だと思いました
大きい
本を持ち歩くことを考えるとサイズ感があって重たいです。
私は通勤時にお弁当や水筒などの荷物が多いので、持ち運びやすい大きさか薄さになるとありがたいと思いました。
持ち運ぶには不便ですが、自宅に置いて自己学習をするには問題ないので調べたいときにすぐに手に取れるように本棚にしまってあります。
重くて大きいですが、その分入っている情報は多くて充実してます!
腎機能に関しては情報が少なめ
大きな章として腎機能の項目がありますが、2項目のみの取り扱いになっています。
腎機能に関しては、その他の本で手厚く勉強した方が良いと思いました。(今後自分でも探してみようと思います)
腎機能は私がとても苦手な分野なので、今後オススメできるような本を購入出来たらいいなと思っています
最初の一冊ではオススメできない
新卒薬剤師の「はじめの一冊」としてはお勧めできないです。
数か月働いてから、「もう少し知識をつけたい・処方提案したい・患者のフォローをしていくのに今の知識だけでは足りないかも。。。」と思い始めている頃に本領を発揮してくれる本だと思います。
憶測ですが、私が一年目の時に「医薬品情報のひきだし」を買ったとしても本棚に埋もれておそらく読んでいませんでした。
新人の頃は、応用が多く載っている本よりも基礎をしっかりとやっていくことが大切だと思います。
一番最初は、基礎をしっかりとやった方が良いと思うからこその評価になります
購入しようか迷っている人へのアドバイス
一冊あればとても便利な本なので、購入を考えている人はぜひ買って役立てて欲しいです!
また、先生の運営しているCloseDIもとても参考になるので登録をオススメ致します。
本もWebサイトも、実際に働いている薬剤師が現場で困っていることを質問しているので皆さんの疑問も解決されやすいと思います。
再度お伝えしますが、新卒で「今、普段の業務にもまだ慣れていないけど勉強をしたい!」と思っている方に購入はオススメできないので、秋か冬にもう一度今回の記事を読んで購入するかどうか決めて欲しいと思います。
最後まで閲覧、ありがとうございました!
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